プロフィール

自己紹介

Masato

・VMTA公認ボイストレーナー

 ボイトレ歴約5年(20代半ばから独学でボイトレをはじめました)

・パーソナルトレーナー

 元大手フィットネスクラブインストラクター(身体のお悩みにも答えます)

コメント

こんにちは

ボイストレーナーのMasatoです。

本ページをご覧いただきありがとうございます。

みなさんは声に関するお悩みはございますか?

僕は以前、自分の声が嫌いで嫌いで仕方ありませんでした。

というのも、以前の僕は高い声が出ないのはもちろん、発声の筋肉が極端に衰えていたことによる様々な身体の不具合に悩まされていたからです。

以下は、ボイトレをする以前、発声の筋肉の衰えによって生じていた身体の不具合と、その不具合がボイトレによって改善した僕自身の体験談になります。参考までにご覧ください。


・喉が弱すぎる

友人ら5~6人程とカラオケに行くと自分だけ2〜3曲歌っただけで声が枯れる、喉が痛くなる。

カラオケオールした次の日は喉がガラガラになり、高確率で風邪をひく。

以前の職場には4年ほど勤務しましたが、その間に全く声が出なくなったことが4回ほどありました。

もはや一年に一回のペースですね 笑

のど飴やうがい薬も手放せないような毎日でした…

➡︎現在は喉の耐久力がアップしたので、2〜3時間程度連続で歌っても声枯れを起こしたり、喉が痛くなることはありません。また、以前はのど飴や喉スプレーが手放せない毎日でしたが、そのようなケアをしなくても、毎日のうがい程度で喉の好調が保たれるようになりました。


・呼吸が浅すぎる

歌唱力アップに欠かせない要素「声帯閉鎖」がほとんど出来ていないため、肺に空気を溜めることができず、呼吸が極めて浅い状態にありました。

結果、常に口呼吸になり、口の乾燥、喉の乾きに悩まされることに…

また、肺に空気を溜めることができないので、水中では身体が水に浮きません。そのため、以前はほとんど泳ぐことが出来ませんでした。

➡︎ボイトレによって声帯閉鎖の筋肉が強化された結果、呼吸が以前と比較して格段に深くなりました。

口や喉の乾燥も気にならなくなった他、深い呼吸によって日常生活における身体の疲労感が軽減しました。


・声が低すぎる

声変わりをしたのは小学校4年生の時でした。結構早い方だと思います。

電話に出るとしばしばお父さんに間違われていましたね 笑

カラオケでは、一般的に歌いやすいと言われている曲のキーを3〜4くらい下げてやっと歌えるというような状態でした…

3〜4下げて余裕じゃないですからね ! 3〜4下げてやっとのことで歌えるくらいですよ ! 笑 しかも喉はガラガラ。

➡︎現在では男性ヴォーカルの曲であればほとんど原曲キーで歌うことができます。女性ヴォーカルの曲でも極端にキーが高くなければ同様に原曲キーで歌うことも可能です。


・慢性的な肩コリと極度の猫背

専門的な話になりますが、以前の僕は声帯周辺の筋肉(インナーマッスル)の極端な衰えによる外側の筋肉(アウターマッスル)の過緊張によって慢性的な肩コリ、極度の猫背に悩まされていました。

「それってほんとに声と関係ある?」と思ってしまいそうですが、実際これらの症状は声を出す筋肉と密接に関係しています。

むしろ、一般的な筋トレや姿勢矯正では全く効果がありませんでした。

姿勢が悪いから声が出ないのではなく、声が出づらいから姿勢が悪くなるのです。

➡︎ボイトレによって声帯周辺の筋肉が強化されたことで、肩や首と言った外側の筋肉のコリが無くなり、結果姿勢が大幅に改善しました。


・慢性的な後鼻漏(こうびろう)

後鼻漏(こうびろう)をご存じですか?

鼻の奥から喉の方に鼻水が垂れてくる症状です。結構お悩みの方は多いのではないでしょうか?

これも発声の筋肉が関係しています。私は物心ついた時からずっとこの症状に悩まされてきました。

➡︎ボイトレによって喉、鼻腔内部の血流を改善した結果、今ではほとんど症状は出なくなりました。


上記はほんの一部です。喉や声の不具合によって苦労したエピソードはまだまだあります。

多くの方が高い声が出ないことや喉が弱いことを、生まれ持った体質と決めつけてしまいがちですが、それらの多くはボイトレによって改善可能です。

事実、私はボイトレによって先述の症状を改善していきました。

今では身体の不調もほとんどなくなり、キーが高い曲も楽々歌えるようになりました。


最後に

ここまで、私自身の実体験をもとに、発声の筋肉の衰えによって起こる様々な症状がボイトレによって改善可能と説明してきました。

しかし、私がボイトレによってそれらの症状を改善し、いわゆる「ミックスボイス」を習得するまでには、ボイトレを始めてから少なくとも4〜5年かかりました。

その間、試したボイトレの練習法はざっと100以上あります。

毎日の練習時間も少なくとも1〜2時間はあったと思います。

このことから、ボイトレを始めたいと考えている方にあらかじめお伝えしておきたいことは…

とにかく「長い目で見ること」です。

ボイトレは「始めて2〜3ヶ月くらいから効果が徐々に実感できる」くらいの心持ちがいいかもしれません。

また、レッスンを受けている時間以外に自主練を積み重ねることで上達しやすくなります。

焦らず、ゆっくりと理想の発声を追求していきましょう。

継続が、上達への一番の近道です。